歌う人のことが知りたい
小説や映画の制作秘話、コメンタリーやメイキング、舞台の稽古風景、楽屋トークなどが大好きです。
作品の裏側や動機を知るのが楽しい。
新たな発見があったり追加情報があったり。
読み解くヒントにもなるし答え合わせにもなる。
創作の途中段階や工夫を知ると見方が変わったり。(それを嫌うクリエイターや表現者もいますね。)
才能ある人たち、選ばれし人たちの創作世界に深く触れたい。
まあそんな壮大な話ではなくて、またテレビの話で恐縮なんですが。
音楽はまったくの門外漢ですが、
そんなわけで演奏する人の裏側や歌う人の気持ちに興味があります。
山崎育三郎さんがカラオケ講座番組に出演されているので観てみました。
育三郎さんは関ジャムでのエイトとの共演で親近感を勝手に持たせていただいた おひとり。
ミュージカル界の貴公子なのにお高くとまったところがなく、物腰柔らかで素敵な方ですね。
副題「心をふるわせる8つのボーカルレッスン」。
番組説明は、
「機械で高得点を出すだけではなく聴いている人に届く歌を歌えるように。
感情をこめても独りよがりの気持ち悪い歌にならない、息の使い方や、歌い出し、歌い終わりの歌詞の処理を伝授。」
という内容。
独りよがりの気持ち悪い歌・・・(笑)。
どんなふうにプロの歌手が語るのか、知りたいではないですか。
育三郎さんと加藤いずみさんがカラオケ指南カフェの店員という設定で、歌が本業ではない芸能人にカラオケのレッスンをしてくれます。
キーのことや音程のこと。
カラオケ指南ですが、実際の歌手の育三郎さんはカラオケという枠を超えて歌のことを語ってくださいます。
育三郎さんは、
「こう意識しています」とか
「オペラとポップスの方と一緒に歌う機会があったんですけど・・・」とか
体験を交えて語ってくださいます。
素人にもわかりやすいし興味深い。
そして、すばるくんも歌うときそうかな、他ジャンルの方と共演したときは発見をしたりしてるのかなと思って嬉しくなります(オタク)。
ちなみに、「オペラやクラシックの方は音程を姿勢よく上からとらえる感じ、ポップスは下からとらえる感じ」だそうです。
あと、感情をこめているように聞こえさせるには、歌詞の語尾の音を短く切ると良いそうです。語りかけているようになるとか。
で、語尾を長く伸ばすとメリハリがつき、強く訴えかける感じになる。
「テクニックです」と。
テクニックかー、やはりそういうのあるんですね。
素人すぎてお恥ずかしい。
スキマスイッチの『奏』を解説してくださっていたから、関ジャム『奏』回を見直そうかな。
番組でのカラオケ実践は生徒役の芸能人ですが、育三郎さんもお手本歌唱で歌声を披露してくださいます。
お手本です、本職です、と言われて歌うのはプレッシャーじゃないのかな、
いや、超絶上手いプロだから、ないか。
アイドルファンをやってると、そんなんドキドキしますけどね。
<月季>